織物 壁紙

織物壁紙には、シルクやレーヨンなど一般的なファブリック素材を用いたものから、紙布やマニラ麻のように珍しい繊維を織り上げたものまで、幅広い種類があります。どれにも共通するのは、それぞれの原糸が持つ個性豊かな風合い、縦横に織り上げられた表地が生み出す立体的なテクスチャー、そして本物ならではの質感と説得力。プレミアム壁紙の代表格ともいえる織物壁紙で、居住空間を上質に彩ってみませんか?

天然繊維を梳いて作った和紙を細く裁断し、こより状やテープ状の紙糸に加工して織り上げるのが「紙布(しふ)」。

江戸時代から着物や帯に使われてきた伝統ある織物で、明治時代には縦横に紙糸を使った諸紙布(もろしふ)が壁紙に加工されるようになりました。

太い紙糸の編み目が生み出す力強い立体感には、遠目からでも瞬時に本当の織物だと気づかせる訴求力があります。

また紙布壁紙は、紙糸の染色・織り柄、裏打紙の色調などによって多彩なデザイン表現が可能で、伝統的なしつらえの和室から現代的空間に到るまで、幅広いコーディネーションに対応します。

織物壁紙を代表する存在といえば、絹糸を縦横に使って織り上げた生地で作るシルク壁紙です。
絹糸は「絹のプリズム」と呼ばれるほど高い反射性と透光性を併せ持っており、壁紙として施工すると、見る角度や光の加減によって繊維の光沢感と裏打紙の透け具合が大きく変化し、驚くほど多彩な表情を見せてくれます。
また縦糸に普通の絹糸を、横糸につむぎのような節が入った玉糸を用いたものは、原産地にちなんで「シャンタン(山東絹)」とも呼ばれ、絹本来の優美な輝きととに、不均一な織り模様の味わいも楽しめます。
上質な空間にふさわしい最高級内装材として、国内外のラグジュアリーホテルでも数多く採用されています。
なめらかな風合いと艶のある光沢感を持つレーヨン、ナチュラルな素材感と実用繊維としての強靱さを併せ持つリネン、肌触りが良く吸水性・通気性に優れたコットン。
衣服の世界でお馴染みのファブリックは、織物壁紙の分野でもそれぞれの持ち味を生かしながら幅広く使われています。
精緻な織り柄を表現できるジャガード織、原糸の素材感を引き立たせるタテ整経技法、染め糸や金糸銀糸を使った多彩な視覚表現など、数多くの製造工房が各々高度な技法を駆使して、ダマスク模様などの伝統柄から現代的なデザインに到るまで、バラエティに富んだ織り柄の壁紙を生み出し続けています。
それぞれ独特の素材感を持つ天然植物繊維を横糸に用い、縦糸には綿糸などを使って織り上げた、個性豊かなテクスチャーを持つ壁紙です。
繊維自体が白く柔らかな輝きを放つマニラ麻(芭蕉布)や葛、サイザルを用いた壁紙は、光線の加減により大きく表情を変える、飽きの来ない味わいが身上。中でも芭蕉布と葛布は、古来より神社仏閣・旅館などで最高級襖紙として重用されてきた歴史も持ちます。
また繊維の太さや色調がランダムに変化するジュートやラフィアを用いた壁紙は、大きなノット(結び目)も相まって、見る人が思わず触れたくなるような野趣あふれる存在感を発揮します。

 

織物・紙壁紙工業会

 

 

 

 

info@orimonokami.jp

©2019 by 織物・紙壁紙工業会  All Rights Reserved.

glyph-logo_May2016_mono.png
f_logo_RGB-Hex-Blue_512mono.png
IMG_4922.PNG